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平野歩夢 悲願の金メダル獲得!五輪史上初「トリプルコーク1440」決まった!シルバーコレクター返上

[ 2022年2月11日 11:45 ]

北京冬季五輪第8日 スノーボード・ハーフパイプ男子決勝 ( 2022年2月11日    雲頂スノーパーク )

平野歩夢(AP)
Photo By AP

 スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が11日、北省張家口の雲頂スノーパークで行われ、平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルを獲得した。五輪史上初の大技「トリプルコーク1440」を成功させるなどし、スノーボードでは日本史上初の金メダル、日本勢で冬季五輪初の3大会連続メダルとなった。ショーン・ホワイト(米国)は4位、平野歩の弟、海祝(19=日大)は9位、戸塚優斗(20=ヨネックス)は10位、平野流佳(19=太成学院大)は12位だった。

 3回のランでベストスコアを争う決勝。1本目は大技「トリプルコーク1440」を成功させて、途中で転倒したため、33・75。五輪で同技を成功させたのは平野歩が初めて。2本目も「トリプルコーク1440」を成功させる滑りで91・75をマークして暫定2位に浮上。3本目でも「トリプルコーク1440」を成功させる完ぺきな滑りで96・00点を出し、逆転で金メダルを獲得した。

 9日に行われた予選では、1回目87・25点、2回目93・25点で、3度目の冬季五輪で初めて予選1位で決勝に進出していた。

 14年ソチ五輪、18年平昌五輪HPで銀メダルを獲得。18年秋にはスケートボードでの夏季五輪、東京大会挑戦を表明し、日本史上5人目となる夏冬両五輪出場を実現させた。東京大会では予選14位の成績で、上位8人による決勝進出を逃したものの「悔いはない。この場を楽しめたというのが素直な気持ち。スケートボードの場が確実に今の自分を強くさせてくれた」と、成長を口にしていた。

 それからわずか半年、準備期間の短さからスノーボード再転向を不安視する声がある中、W杯HP開幕戦で4位に入ってみせた。冬季デュー・ツアーで最終順位は5位にとどまったものの、実戦では史上初となる斜め軸に縦3回転、横4回転する「トリプルコーク1440」を成功させてみせた。さらにW杯2戦目には17年12月以来4季ぶりの通算4勝目を挙げ、続く3戦目も制して今季のW杯種目別で自身初の総合優勝も果たした。五輪前最後の実戦「Xゲーム」は2位だったが「トリプルコーク1440」を成功させるなど完ぺきに仕上げて臨んだ北京五輪でメダルをつかんだ。

 ◇平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平10)11月29日生まれ、新潟県村上市出身の23歳。父・英功さんが地元でスケートパークを運営しており、4歳からスケートボードとスノーボードを始める。開志国際高―日大。14年ソチ、18年平昌五輪HP銀メダル。トッププロが集まる冬季Xゲームでは16年、18年優勝。1メートル60、50キロ。

 ◇スノーボード・男子ハーフパイプ 半円筒状のコースで両側の壁を往復しながらジャンプ、回転などの演技を行い、採点による得点で争う。1度の滑走で5~6回のトリック(技)を行い、6人の審判員が1人100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた4人の平均点が得点となる。決勝には、9日に行われた予選の上位12選手が出場。スタート順は予選の成績下位からで、3回の試技のうち最も高い得点を採用して順位を決定する。

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