土屋良輔「4年間の成長見せられた」 男子10000メートルで20年ぶり入賞ならずも8位とは1秒10差

[ 2022年2月11日 19:02 ]

北京五輪第8日 スピードスケート男子10000メートル ( 2022年2月11日    国家スピードスケート館 )

スピードスケートの男子1万メートルで、ドイツ選手と並んで走る土屋良輔(左) (AP)
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 スピードスケートの男子1万メートルが11日に行われ、土屋良輔(27=メモリード)が出場。第3組で登場し、13分2秒49で滑り終えた。最終順位は11位となった。

 同種目で入賞を果たせば、2002年ソルトレークシティー五輪の白幡圭史以来、20年ぶりだったが、わずかに及ばず。同種目で10位に終わった前回大会と同様、入賞には届かなかった。ただ、8位の選手とは、わずかに1秒10差。2度目の出場となった今回も最後まで粘り強く力走した。

 土屋はレース直後に「細かいミスはあったし、最高の滑りだとは言えないが、今ある自分の力も出し切れましたし、4年前は、全然な滑りだった。そこから8秒以上タイムを縮められたので、4年間の成長を見せられた。全力を出し切って、悔いのない走りができた」と納得の表情を浮かべた。

 昨年12月の代表選考会で、自身の国内最高を8秒63更新。低迷が続く男子長距離に光が差す好走を見せた。12分55秒62が自己ベストで、今大会の目標は12分台。本番ではわずかに届かなかったが、満足できる成績を残した。

 また、ニルス・ファンデルプール(スウェーデン)が12分30秒74の世界新記録で優勝し、5000メートルとの2冠となった。

 ◇土屋 良輔(つちや・りょうすけ)18年平昌大会に1万メートルと5000メートル、団体追い抜きで出場。1万メートルの日本記録を持つ。群馬・嬬恋高、専大出、メモリード。27歳。群馬県出身。

【五輪戦績】
2018年平昌 5000メートル 16位、10000メートル 10位、団体追い抜き(チームパシュート) 5位

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