川村あんり「3食いっぱい食べてます」大物17歳が北京五輪モーグル公式練習に参加

[ 2022年2月1日 22:57 ]

フリースタイルスキー・モーグルの川村あんり(AP)
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 北京五輪のフリースタイルスキー・モーグルの公式練習が1日、会場となる河北省張家口の雲頂スキー公園で行われた。チームジャパンも女子で金メダル候補の川村あんり(17=東京・日体大桜華高)らが参加。氷点下18度の超極寒の中、国際大会では初めて使用されるコースを入念に滑り込んだ。競技は3日に男女予選、5日に男子決勝、6日に女子決勝が行われる。

 当初の予定を超えて2時間以上も滑り込んだ川村は、練習を終えると現地入り後では初めて取材対応。「初めてのコースだが、昨シーズン試合があったロシアのコースに似ている。割とどうやって滑ればいいかつかみやすくて、かなりいい内容の練習ができた」と手応えをにじませた。

 川村が類似していると指摘したのが、昨年3月にジュニア世界選手権が開催されたロシア・クラスノヤルスクのコースだ。「コブや第2エアに向けての斜面の下がり方が似ている。第2エアに向かってかなり難しくなる」と語ったが、自身はその大会のモーグルで優勝、非五輪種目のデュアルモーグルでも4位。好相性の上に「(どんなコースでも)対応できるようにかなり練習してきた。難しくなく滑れている」と自信を示した。

 自身のインスタグラムには選手村の部屋や食堂の動画をアップするなど、初の大舞台を存分に楽しんでいるようすの川村。「楽しみだった舞台なので、全部楽しめている」と緊張感は微塵もなし。さらに「食事はかなりおいしくて、3食いっぱい食べてます」と語る姿は、貫禄すら漂わせている。

 17歳の川村がメダルを獲得すれば、10年バンクーバー五輪で銀メダルに輝いたフィギュアスケートの浅田真央の記録を抜く、日本人の冬季五輪最年少メダル記録となる。もちろん、目指すはただ一つ。W杯総合ランキングも現在1位で、ビブナンバー1で臨む本番に向け「かなりいい滑りができる自信がある。緊張はしていない。楽しみというか、ワクワクしている気持ち」と話した。

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