44歳のQBブレイディが引退正式表明 スーパーボウル制覇7度、NFL史上最高の司令塔

[ 2022年2月2日 00:37 ]

トム・ブレイディ(AP)
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 NFL史上最高のQBと呼ばれるタンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ(44)が1日、自身のインスタグラムで現役引退を正式表明した。「毎日の肉体的、精神的、感情的な挑戦があり、自分のポテンシャルを最大限に引き出すことができた。22年間、最善を尽くしてきたと思う。ピッチにも人生にも近道などない」とつづり、「もう競争にコミットするつもりはない。NFLでのキャリアを愛しているが、今は自分の時間とエネルギーを他のことに集中させる時だ」と記した。

 ブレイディは昨季、20シーズンを過ごしたペイトリオッツからバッカニアーズへ移籍。いきなりスーパーボウル制覇に導き、自身も歴代単独最多7度目のNFL制覇を果たすとともに、5度目のスーパーボウルMVPに輝いた。今季は1月23日のNFCカンファレンス準決勝でラムズに27―30で敗退。試合後は去就を明言しなかったが、同29日に米スポーツ専門局ESPNなどが引退を報じていた。

 ブレイディはカリフォルニア州出身で、ミシガン大から00年にペイトリオッツ入団。シーズンMVPに3度輝き、プロボウルには15度選出された。プレーオフを含む通算277勝、707TDパス、9万6969ヤードは全て歴代1位。将来の殿堂入りも確実視されている。

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2022年2月1日のニュース