CTB中野が2戦連続先発 「ラインブレークできる」松島も期待、日本代表 スコットランド戦メンバー発表

[ 2021年11月18日 23:38 ]

スコットランド戦の先発に選ばれたCTB中野将伍(C)JRFU
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 日本ラグビー協会は18日、リポビタンDツアー2021最終戦で20日に英エディンバラのマレーフィールドで世界ランキング7位のスコットランドと対戦する日本代表の登録メンバー23人を発表し、ピーター・ラブスカフニ主将(東京ベイ)や前主将のリーチ・マイケル(BL東京)らが先発に選ばれた。スコットランドとの対戦は19年W杯1次リーグ最終戦以来2年ぶりで、日本は敵地で初勝利を目指す。

 13日のポルトガル戦からは先発5人が変更。1週間前の試合は若手に経験を積ませる意味合いもある布陣だったが、その中からSO松田力也(埼玉)やCTB中野将伍(東京SG)、ベテランでもプロップのクレイグ・ミラー(埼玉)やFB山中亮平(神戸)が2試合連続の先発をつかんだ。

 オンラインで会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は、松田やミラーの先発について「前回の試合でいいパフォーマンスをしたので先発の権利がある」と説明。スコットランド戦に向けての選手選考に当たっては、ケガをしたプロップ具智元(神戸)は選考対象だったことを明かし、「先発のメンバーの方が調子がいいということで選んでいる」とベストメンバーという位置付けであることを強調した。

 中でも代表デビュー戦となったポルトガル戦で初トライもマークした中野については、「若い選手で経験を積むことが大事。将来も考えて起用する」と期待を寄せる。同じバックスでアタック面をリードすることになるWTB松島幸太朗(クレルモン)も「体が強くてラインブレークできる。周りの選手が彼が裏に出た時にパスをもらえる位置にいるとか、予測してサポートしたい」と連係を図っていく考えを示した。

 19年W杯では日本に敗れて8強入りを逃したスコットランドだが、この秋は日本を破ったオーストラリアに15―13で競り勝ち、先週はW杯王者の南アフリカんいも15―30と食らい付いた。2年前よりもボールを動かすラグビーで進化を果たしており、ジョセフHCも「チームとしてたくさんのランを仕掛けてくる。成長しており、今週末は大きな試合になる」と警戒を強めた。

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2021年11月18日のニュース