パラ開会式に招待されたIOCバッハ会長は既に帰国 組織委「適切に行動していただいた」

[ 2021年8月26日 11:53 ]

IOCのバッハ会長(AP)
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 国際パラリンピック委員会(IPC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、東京・有明のメーンプレスセンターで定例会見を開いた。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が東京パラリンピックのために23日に来日し、自主待機期間を経ずに翌24日の開会式に出席。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が25日に「何でわざわざ来るのか。オンラインでできるのではないか」と疑問を呈していた。しかし、IPCのクレイグ・スペンス広報部長は「IOCとIPCが密接な関係にあることから招待した。来ていただいてうれしい。昨日は水泳会場にも来ていただいて、選手は本当に喜んでいた」とコメント。組織委の高谷正哲スポースクパーソンも「バッハ会長におかれては、IOCとパラリンピック・ムーブメントへのサポートを示すために来日された。必要な防疫措置を講じ、適切に行動していただいて、既に帰国されたと認識している」と話した。

 バッハ会長は25日、千葉・幕張メッセで行われたゴールボールと、東京アクアティクスセンターで行われた競泳を観戦。競泳会場では鈴木孝幸(ゴールドウイン)が銅メダルを獲得した男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)などの表彰式でプレゼンターを務めた。

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