パラ競泳・富田宇宙 アジア新記録で銀!「支えてくださった皆様への感謝でいっぱい」と感無量

[ 2021年8月26日 18:59 ]

東京パラリンピック第3日・競泳 ( 2021年8月26日    東京アクアティクスセンター )

<パラリンピック競泳 男子400メートル自由形決勝(視覚障がいS11)>力泳する富田(撮影・坂田 高浩)
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 男子400メートル自由形(視覚障がいS11)決勝で、パラリンピック初出場の富田宇宙(32=日体大大学院)が4分31秒69のアジア新記録をマークし、銀メダルに輝いた。

 金メダルを獲得したドルスマン(オランダ)に続く2番手でレースを進め、華棟棟(中国)との競り合いを制して2位でフィニッシュ。初の大舞台で自己ベストを更新する会心の泳ぎを見せた富田はレース後、「信じられない気持ちだった」と喜び、「これまで支えてくださった皆様への感謝でいっぱいです。それだけです」と声を詰まらせた。

 「他の選手たちも力があって、接戦になるだろうと思ったので、とにかくメダルを獲得したいという一心で泳いだ」とレースを振り返った富田。余力を残して4分35秒77だった予選後はコーチから泳ぎの修正について助言を受けたといい、「決勝はそれだけを意識した」と話した。

 19年世界選手権で2位となった最も得意な種目での表彰台に「目標であるアジア新記録とメダル獲得が達成できて本当にうれしい」。今大会では200メートル個人メドレー、100メートルバタフライにも出場予定だが、「この後もレースが続くので、全てのレースで実力を見せたい」と意気込んでいた。

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