パラ柔道・瀬戸勇次郎が3連覇の藤本に続く金メダルへ「負けない結果を」

[ 2021年7月13日 16:29 ]

視覚障がい者柔道男子66キロ級の瀬戸勇次郎
Photo By 共同

 東京パラリンピック視覚障害者柔道66キロ級で代表を決めた瀬戸勇次郎(21=福岡教大)が13日、会見を開き、初の大舞台に向け「金メダルを目指して臨む」と意気込みを語った。

 パラ3連覇の実績を持つ藤本聡(徳島県立徳島視覚支援学校職)との代表争いを制して内定。代表入りが確実となった5月末のグランプリ大会(アゼルバイジャン)後の隔離期間中は藤本から技や体の動かし方などの技術を教わったといい、「もの凄い実績を持っている方で、その方に競り勝っての代表は誇らしいこと。藤本さんがこれまでメダルを獲られてきているので、それに負けない結果を残せれば」と力に変えた。

 東京五輪は首都圏を中心に多くの会場で無観客開催が決定。パラリンピックも不透明な状況だが、瀬戸は「声援が届かないのは寂しいけど、自分の感覚ではテレビの方が見やすいし全国の方に見てもらえる」と捉え、コロナ下で再確認した「柔道の楽しさ」を表現する構えだ。

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2021年7月13日のニュース