畑岡奈紗、終盤4連続バーディーで巻き返し69 単独首位キープ「決勝からが勝負」

[ 2021年7月10日 08:12 ]

米女子ゴルフツアー マラソン・クラシック第2日 ( 2021年7月9日    オハイオ州 ハイランドメドーズGC=6578ヤード、パー71 )

17番、バンカーショットを放つ畑岡(AP)
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 畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は6バーディー、4ボギーの69で回り通算12アンダーで単独首位を守った。2位とは2打差。

 4打リードでスタートした畑岡は1番でボギーが先行。3、5番で取り返したが、6、7番で連続ボギー。13番では3パットを喫して2位に後退した。

 ショットに違和感を抱えながらプレーし、波に乗り切れなかった。しかし、終盤に復調した。「しっくり来ていない部分があった。グリップテンションだったり、上半身に力が入ってインパクトでタイミングが合わないところもあった。そこをうまく修正できた」。

 14番でスイッチが入った。2メートルにつけて首位に返り咲くと、15番は6メートルを沈めて、16番は1メートルにぴたり。17番パー5はバンカーから寄せて4連続バーディーとした。

 ナイスカムバックとなり「スタートからボギーが先行して、なかなかリズムを取り戻せなかった。最後の4連続バーディーは大きかった」と安堵(あんど)の表情で話した。

 好スコアを支えたのはフェアウエーを外したのが1度だけと安定感抜群のティーショットだ。「ティーショットは1回しかミスしていない。チャンスを作るには、フェアウエーから打つことが大事なので、ティーショットは良かった思う」と満足そうに話した。

 19年起亜クラシック以来のツアー4勝目の期待がかかる。残り36ホールに向けて「決勝からが勝負だと思っている。自分が今やっているところをコースでもしっかりと発揮できたらいい」と足元を見つめた。

 65位で出た笹生優花(20=ICTSI)は67をマークし通算4アンダーで28位に浮上。上原彩子(37=モスバーガー)は1オーバー、山口すず夏(20=環境ステーション)は7オーバーで予選落ちした。

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2021年7月10日のニュース