アサヒビールが23年ラグビーW杯のワールドワイド・パートナーに決定　五郎丸「心強い」

　アサヒビールは27日、国際統括団体ワールドラグビーと契約を締結し、2023年のラグビーW杯フランス大会でビールをはじめとするアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーにおける世界で唯一の「ワールドワイド・パートナー」に決定したと発表した。契約期間は同日から2023年12月31日まで。契約を受けて同社の主力商品である「アサヒスーパードライ」が大会オフィシャルビールとなる。

　オンライン配信で発表会見を行った同社の塩澤賢一社長は、「世界規模のスポンサーとして、運営サポート、盛り上がりに積極的に参加したい。スーパードライは第1回大会と同じ1987年に誕生した。ブランドの目指す姿として、ラグビーのイメージや価値観に合致している」などと述べた。ラグビーW杯では長らくオランダのハイネケンがオフィシャルビールとなってきたが、2019年日本大会期間中には飲食店やスタジアム近辺のコンビニで「驚くべき数量が消費された」（塩澤社長）ことで、今回の契約に至るきっかけになったという。

　オンライン会見には2015年W杯日本代表で先日引退が決まった五郎丸歩（35＝ヤマハ発動機）も出席。以前には同社商品の広告塔を務め、共同で子供向けのラグビー体験教室も行ってきた五郎丸は「日本やアジアのみならず、世界のラグビーに貢献してもらえることがありがたく、感謝したい。日本代表にとって19年は自国開催だったが、23年のフランス大会をサポートしていただけることで、心強いのでは。是非優勝して、アサヒビールで盛り上がってほしい」と語った。