NBAのトレード期限にウィザーズが2選手を放出 ラプターズは3選手放出もラウリーは残留

[ 2021年3月26日 08:50 ]

ウィザーズからブルズ経由でセルティクスにトレードされたモー・バグナー(AP)
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 NBAは25日にトレード最終期限を迎えたが、八村塁(23)が所属するウィザーズは今季13試合に先発していたセンターのモー・バグナー(23)と控えのシューティングガード、トロイ・ブラウンJR(21)をブルズに放出。バグナーはその後、同じドイツ出身のフォワード、ダニエル・タイス(28)との交換でセルティクスに移籍した。

 ウィザーズはこのトレードでブルズからセンターのダニエル・ギャフォード(22)とスモールフォワードのチャンドラー・ハッチソン(24)を獲得。アーカンソー大出身で208センチのギャフォードは八村とドラフト同期生(2019年2巡目、全体38番目)で、今季は出場31試合中11試合で先発し、平均12・4分で3・7得点、3・3リバウンド、1・1ブロックショットを記録している。

 ベルリン出身のバグナーはミシガン大を経て2018年のドラフト1巡目(全体25番目)に指名されてレイカーズ入り。ウィザーズでは2季目で今季は25試合に出場して7・1得点だった。ブラウンJRはオレゴン大から2018年のドラフト1巡目(全体15番目)に指名されてウィザーズ入り。今季は21試合で4・3得点だった。

 渡辺雄太(26)が所属するラプターズではベテランのガード、カイル・ラウリー(35)がヒートもしくは76ersに移籍するのではという噂が出ていたが、結局チームに残留。ただし今季自己ベストの19・6得点をマークしていたスモールフォワード、ノーマン・パウエル(27)は、ゲイリー・トレントJR(22)とロドニー・フッド(28)の2選手との交換でトレイルブレイザーズに放出。併せてマット・トーマス(26)をジャズ、テレンス・デービス(23)をキングスにトレードするなど若手のガード2人も放出した。

 球宴に出場したマジックのセンター、ニコラ・ブーチェビッチ(30)はブルズ、昨季レイカーズでファイナル制覇に貢献したあと今季はホークスでプレーしていたライジョン・ロンド(35)は、シックスマン賞を3回受賞しているルー・ウィリアムス(34)と2つのドラフト2巡目指名権との交換でクリッパーズに移籍。再びロサンゼルスに戻ることになった。主な移籍選手は以下の通り。なおヒートはロケッツからトレードでガードのビクター・オラディーポ(28)を獲得し、スパーズをバイアウト(早期解約)となったフォワードのラマーカス・オルドリッジ(35)との契約にも合意に達している。

 ▼ウィザーズ=モー・バグナー(→ブルズ→セルティクス)、トロイ・ブラウンJR(→ブルズ)
 ▼ラプターズ=ノーマン・パウエル(→トレイルブレイザーズ)、マット・トーマス(→ジャズ)、テレンス・デービス(→キングス)
 ▼マジック=ニコラ・ブーチェビッチ、アルファルーク・アミーヌ(→ともにブルズ)、エバン・フォーニエー(→セルティクス)、アーロン・ゴードン(→ナゲッツ)
 ▼ホークス=ライジョン・ロンド(→クリッパーズ)
 ▼クリッパーズ=ルー・ウィリアムス(→ホークス)
 ▼ペリカンズ=J・J・レディック、ニコロ・メッリ(→ともにマーベリクス)
 ▼ブルズ=ウェンデル・カーターJR、オットー・ポーターJR(→ともにマジック)、ダニエル・ギャフォード、チャンドラー・ハッチソン(→ともにウィザーズ)
 ▼セルティクス=ダニエル・タイス(→ブルズ)
 ▼ロケッツ=ビクター・オラディーポ(→ヒート)
 ▼ヒート=ケリー・オリニク、エイブリー・ブラドリー(→ともにロケッツ)、モーリス・ハークレス、クリス・シウバ(→ともにキングス)
 ▼キャバリアーズ=ジャベール・マギー(→ナゲッツ)
 ▼マーベリクス=ウェス・アワンドゥ、ジェームズ・ジョンソン(→ペリカンズ)
 ▼キングス=ネマーニャ・ビエリーツァ(→ヒート) 

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