【箱根駅伝5区】青学大、往路12位で総合V絶望的 竹石が山登りでブレーキ 原監督「ゲームオーバー」

[ 2021年1月2日 14:09 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2021年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

<箱根駅伝往路小田原中継所>佐藤(左)からたすきを受け取った青学大・竹石(撮影・島崎忠彦)
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◆5区(20・8キロ、小田原中継所~箱根芦ノ湖)区間記録=2020年・宮下隼人(東洋大)1時間10分25秒

 青学大の竹石尚人(4年)が、1時間15分59秒の区間17位に沈んだ。3度目の山登り。デビューを飾った2年時は区間5位と好走したが、3年時は区間13位とブレーキを経験した。4年時は故障で出場を辞退。留年して“5年生”で挑んだ最後の5区は過去最低の区間順位に終わった。

 一般企業に就職が内定していたが、箱根駅伝のために留年を決断。5年目のシーズンは春先に故障したものの、地道な練習で遅れを取り戻した。希望通り5区に名を連ねたが「体がなかなか動かずに中盤以降に痙攣(けいれん)してしまった。チームの優勝に向けてという気持ちでスタートラインに立ったが、思うように行かなかった。結果がすべて」と唇をかんだ。

 チームは往路12位。トップ創価大とは7分35秒差で、連覇は極めて厳しい状況となった。原監督は「4区で盛り返したが、期待の竹石が想定通り1時間11分台を狙っていったが、大きく後退してゲームオーバーという形です」と白旗。復路に向け「確実にシード権をとりたい。プライド忘れずに、自分の能力を100%出せるレースをして欲しい」とシード権獲得に目標を下方修正した。

◆往路順位
1 創価大  5:28:08
2 東洋大  +02:14
3 駒大   +02:21
4 帝京大  +02:31
5 東海大  +03:27
6 東京国際大+03:58
7 順大   +05:23
8 神奈川大 +05:32
9 国学院大 +06:44
10 拓大   +06:53
11 早大   +07:04
12 青学大  +07:35
13 城西大  +07:36
14 明大   +07:55
15 日体大  +08:30
16 法大   +09:06
17 国士舘大 +09:40
18 山梨学院大+10:30
19 中大   +11:09
20 学生連合 +17:38
21 専大   +21:48

◆5区区間記録
1 細谷翔馬  (帝京大3年)  1:11:52
2 三上雄太  (創価大3年)  1:12:05
3 宮下隼人  (東洋大3年)  1:12:09
4 鈴木芽吹  (駒大1年)   1:12:44
5 石川樹   (拓大4年)   1:12:50
6 山本唯翔  (城西大1年)  1:13:03
7 西田壮志  (東海大4年)  1:13:12
8 殿地琢朗  (国学院大3年) 1:13:25
9 鈴木聖人  (明大3年)   1:13:34
10 荒井雄哉  (東京国際大4年)1:13:56
11 北﨑拓矢  (神奈川大4年) 1:14:19
12 古海航   (法大4年)   1:14:43
13 津田将希  (順大3年)   1:14:55
14 孝田拓海  (国士舘大4年) 1:15:05
15 星野一平  (山梨学院大2年)1:15:47
16 村越凌太  (日体大2年)  1:15:51
17 竹石尚人  (青学大4年)  1:15:59
18 畝拓夢   (中大4年)   1:16:26
19 諸冨湧   (早大1年)   1:17:06
20 野下稜平  (専大1年)   1:19:15
21 杉浦慧   (慶大3年)   1:19:38

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