松山英樹 通算4アンダーで22位「残念としか言えない」 モリカワがメジャー初優勝

[ 2020年8月10日 10:16 ]

全米プロ選手権最終ラウンド、3番でティーショットを放つ松山英樹(AP)
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 男子ゴルフのメジャー初戦、全米プロ選手権は9日、カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(7251ヤード、パー70)で最終ラウンドが行われ、18位で出た松山英樹(28=LEXUS)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70と伸ばせず、通算4アンダーで22位に終わった。

 1番パー4でバーディーを奪い幸先のいいスタート。2番でボギーとすると前半はしのいでパープレーで折り返した。後半は13番で先にボギーが先行したが、14番でバウンスバックすると16番まで3連続バーディーと通算6アンダーまで上昇。その勢いで上位フィニッシュを目指したが、最終18番で第1打を深いラフに入れるとアプローチもミスして痛恨のダブルボギーとなった。

 30回目の海外メジャー挑戦。過去一度も予選落ちがなかった相性のいい大会だったが一度も上位には絡めなかった。ホールアウト後は「残念としか言えない。いいプレーができたかと思えば最後に大きなミス。もどかしい試合が続いているけど、少しずつ改善してきている点はあると思うので次に生かしていけるように頑張りたい」とコメントした。

 後半途中まで首位に7人が並ぶ大混戦となった優勝争いは、終盤に抜け出した日系4世のコリン・モリカワ(23=米国)が1イーグル、4バーディーの64で回り通算13アンダーでメジャー初優勝を果たした。モリカワは10アンダーで迎えた14番でチップインバーディーで単独首位に立つ。さらに16番パー4でピンまで2・5メートルにつけるスーパーショットで1オンに成功し、イーグルで突き放した。

 2打差の2位にメジャー64戦目のポール・ケーシー(43=米国)と単独首位から出たダスティン・ジョンソン(36=米国)。大会3連覇を狙ったブルックス・ケプカ(30=米国)は74と奮わず通算3アンダーで29位。67だったタイガー・ウッズ(44=米国)は通算1アンダーで37位に終わった。

 新型コロナウイルスの影響で休止が続いた米ツアーは6月に再開。5月から延期された今大会は、無観客で実施された。

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