ソフトボール女子代表・山田主将、オンライン授業でインハイ中止の高校生たちへエール

[ 2020年6月19日 05:30 ]

オンライン授業に参加したソフトボール山田恵里
Photo By スポニチ

 ソフトボール女子日本代表主将の山田恵里外野手(36=日立)が18日、今夏の全国高校総体(インターハイ)が中止になった高校生たちにエールを送る企画「インハイTV」のオンライン授業を行った。約30人から「エラー後の気持ちの切り替え方は?」「チェンジアップはどう対応すればいい?」などの質問を受け、一つ一つ丁寧に応じた。

 高校生を励ましつつも、終了後は「逆に力をもらった。もっと頑張ろうという気持ちにさせてもらった」としみじみ。金メダルを獲得した08年北京五輪後、競技が五輪から外れたことで「09、10年は抜け殻状態。燃え尽き症候群になって競技をやめようと思った」と、インターハイが中止になった高校生のように、一時は目標を見失ったことを明かした。

 通算の安打、打点、本塁打(タイ)でリーグ記録を持つ「女イチロー」は衰えを知らない。昨季は「考え過ぎて結果が出なかった」と低迷したものの、新型コロナウイルスの影響で活動が制限される間に「走り込みの量を増やして下半身強化に取り組んでいる」と体を作り直した。「1年延期で相手の研究と自分に向き合う時間が長くなった。それを来年ぶつけたい」。37歳で迎えるTOKYOへ、進化を続ける。

続きを表示

2020年6月19日のニュース