貴花田 千代の富士から史上最年少金星 現在も記録18歳9カ月

[ 2020年5月25日 05:00 ]

夏場所メモリー   貴花田(西前頭1) 寄り切り 千代の富士(西張横綱) ( 【初日】1991年5月12日 )

千代の富士を寄り切り、貴花田は18歳9か月で初の金星
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 大相撲夏場所は24日、東京・両国国技館で初日を迎える予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止となった。スポニチ本紙では日にちごと15日間にわたって過去の夏場所の激闘を「夏場所メモリー」と題し、振り返ります。1回目は1991年夏場所初日の横綱・千代の富士―平幕・貴花田の一番です。

 前の場所で12勝を挙げた貴花田の人気は社会現象にもなっていた。初めての上位陣との総当たりの場所で、いきなり優勝31回を誇る千代の富士と初対戦。館内が大歓声に包まれる中、がむしゃらに攻め続けた。

 「ぶつかり稽古で胸を借りるようなつもりでした」。のちにそう述懐した一番。浅く右を差して左からおっつけ、千代の富士にまわしを与えなかった。左上手を許した千代の富士が体勢を立て直そうと動いたところで、低い体勢のまま走った。「ただ前に出ていくことだけを考えていました」。反撃を許さずに黒房下に寄り切り。現在でも最年少記録である18歳9カ月での金星を成し遂げた。

 角界の頂点に立つ千代の富士を破って「大変うれしいです」と答えたものの、感情は表に出さなかった。「勝負には勝つか負けるか2つに1つ。特別な気持ちはありません」。その後、第65代横綱・貴乃花となる貴花田は、当時から孤高な力士だった。

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