橋本聖子五輪相、NTC&JISSの早期利用再開を期待

[ 2020年5月8日 11:59 ]

橋本聖子五輪相
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 橋本聖子五輪相が8日、閣議後会見を行った。

 新型コロナウイルスの影響で、政府による緊急事態宣言が5月末まで延長されたことを受け、五輪・パラリンピック選手の強化拠点である東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)と国立スポーツ科学センター(JISS)も、5月末まで事実上の閉鎖となっている。

 21年の東京五輪・パラリンピックに向けて強化が進まない現状で、両施設を管理する日本スポーツ振興センター(JSC)は今月1日以降、各競技団体(NF)の要望をヒアリング。橋本五輪相は「完全な予防対策が講じられて、各NFがガイドラインを出して使用したいということに対しては、スピーディーに対応していだけるものと期待している」とし、東京都との調整も必要とした上で緊急事態宣言下でも両施設の利用再開の可能性を示した。

 橋本五輪相はアスリートがトレーニングに打ち込むことを「仕事」と表現。日本全体が自粛ムードに包まれ、営業している店舗などを非難する“自粛警察”も問題になっている。NTCなどの利用再開について、「アスリートが矢面に立つのは良くない。なぜ開放したんだってなった時に、しっかりしたもの(予防対策など)を打ち出さないとアスリートが責められてしまう」と話した。

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2020年5月8日のニュース