レイカーズのジェームズが高校生のために「合同卒業式」を主宰 米4大ネットでオンエア

[ 2020年4月30日 11:00 ]

高校生のために「合同卒業式」を主宰するレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)と自身の慈善団体、さらに連携している教育関連の企業などが参画して全米の高校生のために壮大な「合同卒業式」を主宰することになった。29日に発表されたもので、新型コロナウイルスの感染拡大で米国内では学校が各地で閉鎖。大学に進学しない高校生にとっては人生最後となる卒業式が消滅するだけに、故郷オハイオ州アクロンに小学校を設立している教育に熱心なジェームズが高校生の思い出作りのために“アシストパス”を出すことになった。

 「Graduate Together(ともに卒業しよう):America Honors the High School Class of 2020」と銘打った卒業式は5月16日の午後8時から、ABC、CBS、NBC、FOXといった米4大ネットの1時間番組としてオンエアされるほか、フェイスブック、ユーチューブなどでも動画を配信。この“バーチャル卒業式”にはジェームズ本人のほか、「HAPPY」の世界的大ヒットでも知られる人気歌手のファレル・ウィリアムス(47)らを含むスターたちも出席する。

 ジェームズはAP通信の取材に対して「いつもとは違うと感じてもらえるものにしたい。生徒は卒業するために一生懸命に頑張ってきた。今、世の中で起きていることは不公平だ。だから彼らとその家族のみなさんに、これまでやってきたことが特別なものだったということを感じさせてあげたい」とコメント。NBAは3月11日を最後にシーズンを中断しているが、レイカーズの大黒柱は5月16日に「1日校長」となって全米の高校生に“式辞”を述べることになった。

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2020年4月30日のニュース