高田川親方、白鷹山ら6人退院 夏場所開催は慎重に協議「しっかり見極めないと」

[ 2020年4月30日 18:39 ]

元関脇・安芸ノ島の高田川親方
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 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が30日、電話取材に応じ、新型コロナウイルスに感染して入院していた高田川親方(元関脇・安芸乃島)と弟子の十両・白鷹山(25)、幕下以下の力士4人の計6人がこの日までに退院したことを明かした。芝田山広報部長は「検査の結果が陰性になったということです」と説明した。

 退院したのは、相撲協会が25日に感染を発表した6人。芝田山広報部長は「いつ退院したかは分からない」としながらも、軽症にとどまって回復したとあって「何より長い期間にならなくて良かった」と話した。

 高田川親方は発熱の症状があったため23日にPCR検査を受け、24日に陽性であることが判明。白鷹山は発熱などの症状はないものの、24日に検査を受けて陽性だった。10日に感染が判明した幕下以下の力士1人は「回復傾向にあるが、引き続き治療をしている」と入院が続いている。

 緊急事態宣言は延長される見通しで、2週間延期となった夏場所(5月24日初日、両国国技館)が開催できるかどうかにも影響を及ぼすことになる。芝田山広報部長は「いろんな見方があると思う。専門家の意見を聞きながら考えていく。延長がどういうふうに出るか、慎重に考えていきたい。どういうふうになるか分からないが、我々の社会も世間に大きな影響を与える。しっかり見極めないといけない」と話した。

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2020年4月30日のニュース