欧州の免疫学者らが指摘 アスリートはより感染、症状悪化のリスク

[ 2020年4月30日 09:21 ]

 激しい運動を行うサッカー選手を含めたアスリートはより、新型コロナウイルス感染や症状悪化のリスクを負うという研究結果が29日までに発表された。

 イタリアとドイツを拠点とする免疫学者と肺の専門家が指摘。高い負荷で長時間の運動中にウイルスの微粒子を体内に取り込み、肺の奥まで運ぶ恐れがあるという。

 肺活量が多いアスリートの肺は皮肉にも病原体の吸入にも効力を発揮。研究者は「密接な接触がある競技では感染者と同じ粒子が他の選手にも吸入され、感染拡大を容易にする」とウイルスが野放しの状況での再開に警鐘を鳴らした。

続きを表示

2020年4月30日のニュース