自宅寝室で100キロ完走!ロシア人ランナーが衝撃の挑戦 10時間超ベッドの周りぐるぐる…

[ 2020年4月24日 17:51 ]

 マラソン(42・195キロ)より長い距離を走るウルトラマラソンのロシア人ランナーが外出を制限される中、自宅のダブルベッド周辺を周回して100キロを走ったとAP通信が22日に伝えた。

 ウラジオストク在住のドミトリー・ヤクフニーは今月参加を予定していたサハラ砂漠での250キロマラソンが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となったため、18日に自宅アパートでの長距離走を企画。3月にフランス人ランナーが自宅バルコニーでフルマラソンに相当する距離を走ったことに刺激を受け、より長い距離での挑戦を決めたという。

 狭い寝室での周回コースだけに「頭がクラクラして足の片方だけが痛くなるから、10キロごとに走る向きを変えたんだよ」とヤクフニー。通常ではあり得ない苦労もあったようだが、一方で追い風も吹いた。ウルトラマラソンの場合は補給地点があるものの、走者はリュックサックに食料などを入れて走るというが「今回は妻に手を振れば何かつくってくれた」と満足げ。さらに「子どもたちが気持ちを支えてくれたし、妻がDJになって始終、音楽を替えてくれた」とサポートに感謝し、10時間19分で走りきった。

 計測装置で100・3キロを走ったことは記録されているものの、電波が届きにくい屋内での使用。ヤクフニーも誤差がある可能性を認めているが「10時間に及んだ挑戦が奪われるわけではない。ギネスブックのための記録ではなく、自分のために走った」と誇らしげだった。

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2020年4月24日のニュース