全柔連が常務理事会を延期 山下会長は初の声明で陳謝

[ 2020年4月13日 12:46 ]

JOCの山下会長
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 全日本柔道連盟(全柔連)は13日、東京都文京区の講道館にある事務局に務める職員が新型コロナウイルスに集団感染したことを受け、1年延期が決まった東京五輪代表選手の処遇や、唯一代表が決まっていない男子66キロ級の選考方式を審議する予定だった15日の常務理事会を、5月7日以降に延期すると発表した。これに伴い、書面決議を予定していた臨時理事会の延期も決まった。

 常務理事会は感染拡大を受けて、当初からウェブ会議で行われる予定だった。しかし前日12日には実務トップの中里壮也専務理事の感染が判明。職員の感染者はのべ12人の上る非常事態となっており、山下泰裕会長、副会長、中里専務理事で協議した結果、延期が決定した。新たな日程は5月6日まで閉鎖が決まっている事務局再開後の早い時期を予定している。

 全柔連は職員の感染が発覚以来、初めて山下会長名での声明を発表。「本連盟事務局における新型コロナウイルスへの集団感染の発生に伴い、皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛けしましたこと深くお詫び申し上げます」と陳謝した。

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