NBA新人王争いにダークホース出現 同期の得点1位はドラフト外入団のナン

[ 2019年11月1日 15:00 ]

ドラフト外の新人ながら素晴らしい活躍を見せているヒートのナン(AP)
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 NBAは10月31日に各地で3試合を行い、ヒートは敵地アトランタでホークスを106―97(前半52―46)で下して4勝1敗。ドラフト外入団の新人ガード、ケンドリック・ナン(24)が3点シュートを6本中4本成功させ、両軍最多の28得点を挙げて勝利に大きく貢献した。28得点はドラフト外の新人選手としては最多記録。ヒートではドラフト全体13番目に指名されたタイラー・ヒーロ(19)も平均16・4得点と奮闘しているが、ナンはその“エリート”を超える活躍を見せている。

 ナンは2012年にU―17の世界選手権に米国代表として出場して優勝。しかし強豪校がほとんどいないホライゾンリーグのオークランド大でプレーしていた。それでも才能は抜群。188センチとサイズには恵まれていないものの、抜群のシューティング・タッチで得点を量産した。2017年シーズンには全米2位の平均25・9得点をマーク。3点シュートの1試合平均成功本数(4・47)は全米1位だった。

 2018年のドラフトでは指名されず、ウォリアーズといったん契約。昨季は傘下のマイナー、Gリーグでベンチ・プレーヤーとして起用され、49試合(先発は1試合のみ)で19・3得点を記録していた。ただし3点シュートの成功率は33・5%とガードとしてはさほど高くはなく、ウォリアーズは再契約を見送ってNBAデビューはおあずけとなっていた。

 ところがヒートに入ってめきめきと成長。開幕から5試合にすべて先発として出場し、5試合を消化して新人選手の中ではトップの平均22・4得点を稼いでいる。3点シュートの成功率も48・4%(31本中15本)に上昇。試合終盤でも起用されるなど、チームにとってはなくてはならない存在となった。

 1952年に始まったNBAの新人王をドラフト外の選手が受賞したケースは過去に例がなく、2016年に同賞を受賞したバックスのガード、マルコム・ブログドン(26=現ペイサーズ)の2巡目、全体36番目が最も遅い指名。しかし今季は全体トップ指名の怪物フォワード、ザイオン・ウィリアムソン(19=ペリカンズ)が脚の故障で出遅れたこともあって混戦模様となった。

 開幕から10日目を迎えて全試合に出場して平均で2ケタ得点をマークしているのは2番目指名のジャー・モランド(20=グリズリーズ、17・5得点)、3番目指名のR・J・バレット(19=ニックス、18・2得点)、9番目指名の八村塁(21=ウィザーズ、18・0得点)らにナンを加えた7人。しかしヒートに入団したダークホースが、ここまでドラフト指名組を抑えこむ結果となっている。

 <10月31日の結果>

ヒート(4勝1敗)106―97*ホークス(2勝3敗)
*クリッパーズ(4勝2敗)103―97スパーズ(3勝1敗)
*ペリカンズ(1勝4敗)122―107ナゲッツ(3勝2敗)

 *はホームチーム

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