大坂 相手棄権で初戦突破、世界1位奪還へ好スタート

[ 2019年8月9日 05:30 ]

テニス ロジャーズ・カップ ( 2019年8月7日    トロント )

ロジャーズ・カップ女子シングルス2回戦 マリアと対戦する大坂
Photo By 共同

 女子シングルスで第2シードの大坂なおみ(21=日清食品)は初戦の2回戦で世界ランキング74位のタチアナ・マリア(ドイツ)に6―2とリードしたところで相手が棄権した。8日(日本時間9日)の3回戦では世界65位のイガ・シュビオンテク(ポーランド)と対戦する。男子シングルスで第5シードの錦織圭(29=日清食品)は初戦の2回戦でリシャール・ガスケ(フランス)に7―6、2―6、6―7で競り負けた。

 昨夏に全米オープンを制した得意のハードコートの季節になり、赤土や芝で鳴りを潜めていた大坂のサーブやショットに力強さが戻ってきた。第1セットを6―2で奪ったところで、マリアが左脇腹痛で棄権。「1セットしかプレーしてないけど、とてもうまくプレーできた」と、会心の内容に笑みを浮かべた。

 第1サーブ成功時の得点率は約91%と、サーブからの攻めで圧倒した。強打で相手を押し込み、隙あらばネットに詰める積極的なプレーを展開。「チャンスがあれば攻撃的にいこうと思っていた」と胸を張った。

 世界ランキング1位のバーティ(オーストラリア)は既に敗退。世界3位のKa・プリスコバ(チェコ)の結果次第では、大会後に大坂が世界1位に返り咲く。

 3回戦では実力者のウォズニアッキ(デンマーク)を破った18歳のシュビオンテクと、初めて顔を合わせる。苦手にしていたウォズニアッキよりも戦いやすそうだが「これから相手のプレーを研究しないと」と、気を引き締めた。

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2019年8月9日のニュース