西岡、世界9位デルポトロと死闘もフルセット負け…全仏2回戦で散る

[ 2019年5月31日 02:45 ]

テニス 全仏オープン第5日 ( 2019年5月30日    パリ・ローランギャロス )

懸命にボールを追う西岡良仁(撮影・小海途 良幹)
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 男子シングルス2回戦で世界ランク72位の西岡良仁(23=ミキハウス)が同9位で第8シードのデルポトロ(30=アルゼンチン)と対戦。7―5、4―6、2―6、7―6、2―6のフルセットの末に敗れ、自身初の3回戦進出はならなかった。両者は2度目の対戦で、今年2月のデルレイ・ビーチ・オープンで西岡がストレート負けを喫していたが、またも相手の強烈なフォアに苦戦した。

 第1セットは相手に先にブレークを許すなど3ゲーム連取され追いかける展開に。だが1-4で迎えた第5ゲームから4ゲーム連取で流れを引き寄せた。デルポトロも落ち着きを取り戻し第9ゲームでブレークを許すが、第11、12ゲームを連取しこのセットを7―5で制した。

 第2セットも第5ゲームで先にブレークを許したが、直後にブレークバックし第7ゲームもキープ。4―3とリードしたが、赤土の経験豊富なデルポトロがギアを上げ一気に3ゲーム連取を許し、4-6で競り負けた。

 膝を痛めながらも徐々に調子を戻してきたデルポトロに第3セットも2―6で奪われ、後がなくなった西岡。だが、第4セットでは第2ゲームで先にブレークを奪うなど粘りを見せ、タイブレークの末にこのセットを制した。

 最終セットは第4ゲームでデルポトロが先にブレーク。必死に食らいつく西岡だったが、最後までブレークを奪うことはできず惜敗。3時間を超える死闘の末、最後はデルポトロが世界9位の意地を見せた。

 西岡は28日の初戦で世界66位のマッケンジー・マクドナルド(24=米国)と3時間超の激闘を制しての勝ち上がり。全仏初勝利に続く格上撃破はならなかった。

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2019年5月30日のニュース