大坂なおみ また逆転で2年連続3回戦進出!元女王アザレンカとのフルセット激闘制した

[ 2019年5月30日 21:00 ]

テニス 全仏オープン第5日 ( 2019年5月30日    パリ・ローランギャロス )

第3セット、得点を決め「カモーン」と叫ぶ大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 女子シングルス2回戦が行われ、第1シードで世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)が同43位のビクトリア・アザレンカ(29=ベラルーシ)と対戦。4―6、7―5、6―3と初戦に続く逆転勝利で、“新旧女王対決”にふさわしい白熱の攻防戦を制した。

 アザレンカは12、13年全豪を連覇した元世界1位。過去の対戦成績は1勝1敗で、直近18年5月のイタリア国際では同じ赤土のコートで大坂がストレート勝ちを収めていたが、今回は調子を上げてきた相手に粘られ競り合っての勝利となった。

 大坂は初戦に続き、最初のサービスゲームを落とし追いかける展開。相手のスピードのあるショットに苦戦し、いきなり4ゲームを連取された。第5ゲームでようやくキープすると調子を取り戻し、第8ゲームでブレークに成功。ゲームカウント1―5から3ゲーム連取で4―5まで追い上げたが、第10ゲーム相手のサービング・フォー・ザ・マッチを奪うことができず、4-6で惜しくも第1セットを落とした。

 切り替えた第2セットでは第1ゲームをしっかりキープ。だが、第4ゲームでは3度ブレークポイントを迎えながらも決め切れず、直後の第5ゲームも競り合いの末に相手に先にブレークを許した。3ゲームを連取されたが、第7ゲームを苦しみながらもなんとかキープ。ギアを上げた大坂はブレークバックするなど連取で猛追し、5-5で迎えた第11、12ゲームを連取。両者譲らぬ攻防戦のセットを7―5で競り勝った。

 勝敗を懸けた第3セットは、大坂がこの試合初めてのリードに成功した。強烈なフォアの逆クロスが決まり第4ゲームをブレーク。サービスゲームも譲らず第6ゲームもラブゲームブレークで怒涛の4ゲーム連取を決めた。マッチポイントまで追い込んだ第7ゲームはあと一本を決められずブレークを許すなど2ゲーム連取されたが、サービング・フォー・ザ・マッチをしっかりキープし6-3で猛烈な攻防戦を制した。

 大坂は過去3度出場し、3回戦進出が最高成績。次戦、3回戦の壁突破を懸け、第29シードのマリア・サカーリ(23=ギリシャ)をフルセットで下したカテリーナ・シニアコバ(23=チェコ)と対戦する。

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