大橋 2つ目の世界切符GET「派遣すら切れないんじゃないか、と思っていた」

[ 2019年4月9日 05:30 ]

競泳 日本選手権最終日 ( 2019年4月8日    東京辰巳国際水泳場 )

女子400メートル個人メドレー決勝で優勝した大橋(左は2位の清水、右は3位の柏崎)(撮影・西海 健太郎)
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 大橋が重圧をはねのけて大会最終種目を制して、2つ目の世界切符を手にした。自身が持つ日本記録には2秒20及ばなかったが「派遣すら切れないんじゃないか、と思っていたので“よくやったな”って」と安どの表情を見せた。

 代表入りを決めた3日の200メートル個人メドレーから感覚の悪さを感じていた。大会までは順調で「自分を超えられる時が来た」という期待感があっただけに「ギャップに苦しんだ」。仲間に送り出された決勝直前には不安から涙を流したが「泣いてスッキリしました。強くなきゃと思っていたけど無理やり感があった」と吹っ切れ、貫禄のレースにつなげた。

 今大会は200メートルバタフライにも挑戦し「泳ぎの幅が広がった」と収穫を口にする。「世界で決勝に残れるように、個人メドレーにうまくつなげていきたい」と見据えた。

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2019年4月9日のニュース