バックスが45季ぶりに地区第1シード MVP候補のアデトクンボが45得点

[ 2019年4月5日 13:43 ]

76ersのエンビードのシュートをブロックするバックスのアデトクンボ(右=AP)
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 NBA東地区全体で首位に立っているバックスは4日、敵地フィラデルフィアで76ersを128―122(前半56―58)で退けて59勝20敗。ここ7戦で6勝目を挙げ、3試合を残してプレーオフでの東地区第1シードが確定し、ファイナルまでのホーム・アドバンテージを獲得した。

 バックスの地区第1シードは西地区に所属していた1973年シーズン以来、45季ぶりで、東地区に移った1980年シーズン以降では初めてとなった。

 試合は波乱の幕開け。今季平均16・0得点の先発ガード、エリック・ブレッドソー(29)が開始2分36秒、ペイント内で押し合いを演じた76ersのセンター、ジョエル・エンビード(25)にボールを強く投げつけて退場処分となった。

 第4Qの3分46秒では7点を追う展開。しかしシーズンMVP候補、ヤニス・アデトクンボ(24)が45得点、13リバウンド、6アシスト、5ブロックショットをマークしてチームを勝利に導いた。

 股関節を痛めて2試合休んでいたクリス・ミドルトン(27)も22得点を記録。ベンチから出たガードのジョージ・ヒル(32)は117―119で迎えた第4Qの残り1分24秒から連続してシュートを決めて試合をひっくり返した。

 東地区全体3位の76ersは3連敗で49勝30敗。4試合ぶりに戦列に復帰したエンビードは34得点、13リバウンド、13アシストで今季2度目のトリプルダブルを達成したが、大詰めではゴール下でアデトクンボにシュートをブロックされて勝機を逃した。

 76ersと4位セルティクス、5位ペイサーズ(ともに47勝32敗)との差は2ゲーム。残り3試合は上位シードを死守するために必勝態勢となりそうだ。

 <その他の結果>

*キングス(39勝40敗)117―104キャバリアーズ(19勝60敗)
ウォリアーズ(54勝24敗)108―90*レイカーズ(35勝44敗)

 *はホームチーム

 <プレーオフ進出確定チーム>

 ▼東地区=(1)バックス、(2)ラプターズ、(3)76ers、(4)セルティクス、(5)ペイサーズ
 ▼西地区=(1)ウォリアーズ、(2)ナゲッツ、(3)ロケッツ、(4)トレイルブレイザーズ、(5)ジャズ、(6)クリッパーズ、(7)サンダー、(8)スパーズ

 *数字は4日現在の地区全体順位。プレーオフには東西両地区各8チームが進出

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