原江里菜 ノーボギーの67で3位浮上 ゴルフやめようかと悩んだ時も…「しがみつくつもりで」

[ 2018年11月28日 19:50 ]

23位から3位に浮上して表情にも余裕が見える原江里菜
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 日本女子プロゴルフツアーの来季の出場権を懸けた最終予選会は28日、兵庫県加東市の東急グランドオークGC(6456ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。ツアー通算2勝の実力者・原江里菜(31=NEC)が5バーディー、ノーボギーのベストスコア67をマークし、前日の23位から通算6アンダーの3位まで大きく順位を上げた。来季前半戦出場の目安となるのは35位以内。2日間を残して大きな貯金をつくったことになる。

 「1位になることが大事な競技じゃないので自分を甘やかしながらやってます」

 初日は序盤の5ホールで3ボギーを叩く最悪の滑り出しだったが、それでも腐らず、じっと我慢を続けた。途中からパターの握りをクローグリップに変えたことも奏功して徐々に落ち着きを取り戻してこの日は別人。「パーでいいから」と声を掛けてくるキャディーの進言を素直に受け入れてバーディーを量産。出だしの2番パー4(376ヤード)では110ヤードの第2打をPWでピン側30センチにつけるスーパーショットを披露した。

 「ちょっと前までは(ゴルフを)いつやめようかとか考えてたんです。楽しくなかったから。なんでこんな苦しいことを続けてるんだろうって。でもゴルフ以外に自分が生き生きできることって何だろうって考えたらそんなものないなあって。あと2日間、しがみつくつもりでやります」

 賞金シードからは2年遠ざかってしまった。復権を懸けて臨む2019年シーズン。ここで後れを取るわけにはいかない。

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2018年11月28日のニュース