栃煌山、栃ノ心に“勝ち越し” 立ち合いにも合格点「角度がよかった」

[ 2018年7月5日 13:47 ]

三番稽古で栃煌山(左)に敗れた栃ノ心は悔しそうな表情を見せる
Photo By スポニチ

 大相撲の平幕・栃煌山(31=春日野部屋)が5日、新大関・栃ノ心(30=同)と愛知県春日井市に置かれている同部屋で三番稽古を行った。

 16番とって9勝と“勝ち越し”も、栃ノ心とは普段から稽古場での合口がいいこともあって「ぼくが(栃ノ心の相撲を)一番よく知っているので。向こうからも当たってきてくれているから」と謙虚。それでも、立ち合いで相手に踏み込み負けしない内容には「角度がよかった」と自己採点で合格点を付けた。

 この日の稽古が名古屋場所(8日初日、ドルフィンズアリーナ)へ向け、総仕上げの意味合いもあった。4日まで3日連続で出稽古し、番数も順調にこなした。「体の調子もいいと思います」と、手応えを口にする。

 名古屋場所では昨年12勝3敗の好成績。2013年から17年までの過去5年で3度の2ケタ勝利を挙げており、験もいい。

 12年夏場所では旭天鵬との優勝決定戦に敗れ、あと1歩のところで賜杯を逃した実力者。そろそろ大暴れがあっても、おかしくない。

続きを表示

2018年7月5日のニュース