坂井 サッカー本田に刺激、“おっさん力”見せる!7人制W杯代表候補が合宿開始

[ 2018年7月5日 18:51 ]

ラグビーの7人制W杯に向けて合宿を開始した男子日本代表の坂井克行(中央)ら代表候補メンバー
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 サッカーの次はセブンズだ!7人制ラグビーのW杯(20〜22日、米サンフランシスコ・AT&Tパーク)に出場する男子日本代表が5日、東京都内で代表候補選手17人による合宿を開始した。正式な代表メンバー13人(大会登録は12人)は8日の会見で発表される。

 初日のこの日は午前中に集合し、午後からグラウンドでディフェンス練習やフィットネス強化を行った。1日に出場したジャパンセブンズでは貫禄を見せつけ優勝こそしたものの、3試合で計5失トライを喫し、ディフェンス面での課題が浮き彫りになった。6月に就任した岩渕健輔ヘッドコーチは「日本がこれまで勝ってきた試合は大勝ではなくて、ディフェンスでしっかり守り勝って、2トライに抑えて3トライを取る。15人制でも7人制でもそういう状況」と説明。15人制の15年W杯の南アフリカ戦、7人制の16年リオデジャネイロ五輪のニュージーランド戦など、過去の番狂わせを引き合いに出し、防御の重要性を説いた。

 13年の前回W杯やリオ五輪にも出場している坂井克行(豊田自動織機)は「一発勝負で世界(の強豪国)がどれだけ強いか、自分たちが一発勝負でどれだけ力を発揮できるかを試したい」と意欲を示した。ロシア・モスクワで行われた前回大会とは異なり、変則的なトーナメント方式が採用される今大会は、一度でも敗れれば優勝の可能性が消える。メダル獲得が目標の20年東京五輪に向けても、格好の力試しの場となる。

 決勝トーナメント進出を果たし、この日帰国したサッカー日本代表にも大いに刺激を受けたという坂井。「本田(圭佑)選手は凄い。(最終メンバーに)入るか入らないかのところから入って、結果を残した。やっぱりベテランってああいうものなのかな。変に自分に置き換えてしまった」と感心しきり。さらに「あのビッグマウスもわざとじゃないですか。わざと言って自分にプレッシャーを掛けてハードルを上げて、批判するならしてこいと言って、結果を残す。僕にはできないですね。あんなビッグマウスはちょっとできないですね」と続けた。

 代表候補には29歳の自身より年長選手がいるものの、7人制代表9年目で経験は最も豊富な坂井。本田同様、“おっさん”の力を大舞台で見せつける。

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2018年7月5日のニュース