稀勢の里は「東京で復活するのがいい」 兄弟子・西岩親方がエール「120%で出て」

[ 2018年7月5日 19:41 ]

横綱・稀勢の里
Photo By スポニチ

 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が名古屋場所(8日初日、ドルフィンズアリーナ)の休場を表明した5日、同部屋で兄弟子だった西岩親方(元関脇・若の里)が報道陣に対応。「東京で復活するのが一番いい。じっくり構えられる。今回の決断は、よかったと思います。100%じゃなくて120%。そこまでじっくりやったらいい。そこまで上げて出てほしい」と、最終判断を支持した。

 現在は「部屋が違うので」と前置きしつつも、入門時から稀勢の里を知る西岩親方。復活を願う気持ちは強い。ポイントに挙げたのは、厳しい指導で知られた亡き先代師匠、鳴戸親方(元横綱・隆の里)に鍛えられた日々だ。初心に帰る気持ちの大切さを強調した。

 「亡くなった師匠が稽古場にいると思って、泥だらけになって、初心に戻ってやればいいんじゃないでしょうか。体に砂も付かない、頭も崩れない、そういう稽古だけはしてほしくない」

 独立して西岩部屋となっても、弟弟子への愛情は変わらない。「復活が見たい。本人は苦しいと思います。プレッシャーや周りの声もある。いつか全部、いい方に跳ね返ってくると思って、あきらめないで頑張ってほしい」と思いやり、エールを送った。

 同親方はこの日、東海ローカルのCBCテレビ「大相撲名古屋場所前夜祭」(7日午後1時から放送)の収録に参加。名古屋場所の展望などを語った。

続きを表示

2018年7月5日のニュース