ペリカンズのカズンズがウォリアーズとの契約に合意 球宴選出5人が同一チームに所属

[ 2018年7月3日 14:04 ]

ウォリアーズとの契約に合意した前ペリカンズのカズンズ(AP)
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 NBAペリカンズのセンター、ディマーカス・カズンズ(27)がFA交渉解禁2日目となった2日にウォリアーズと1年、530万ドル(約5億9000万円)で契約に合意。2016年シーズンの途中でキングスからペリカンズに移籍したカズンズは昨季25・2得点、12・9リバウンドをマークして球宴メンバーにも選出されたが、1月末にアキレス腱を断裂して戦列を離れていた。

 カズンズ本人は長期の大型契約を希望していたが、足の故障もあってFA市場での価値は低下。そこにファイナル連覇を果たしたウォリアーズが割って入る形で契約にこぎつけた。

 昨季の球宴(今年2月)ではウォリアーズからステフィン・カリー(30)、ケビン・デュラント(29)、クレイ・トンプソン(28)、ドレイモンド・グリーン(28)の4選手が出場。前年の球宴に出場、もしくは選出された選手5人が同一チームに所属するのは1976年のセルティクス以来、42年ぶり史上6回目の出来事。カズンズの復帰は12月か来年1月にまでずれこむが、体調が万全で復帰した場合にはファイナル3連覇を目指すウォリアーズにとっては大きな戦力となりそうだ。

 一方、昨季レイカーズで16・1得点を挙げたフォワード兼センターのジュリアス・ランドル(23)は、そのカズンズが抜けたペリカンズと2年、1800万ドル(約20億円)で契約に合意。ランドルはレブロン・ジェームズ(33)らの獲得でサラリーキャップ枠(総年俸の上限)に余裕を持たせたいレイカーズの思惑を察知して、自ら契約解除を申し込んでおり、ペリカンズでは同じケンタッキー大出身のアンソニー・デービス(25)とフロントコートで“合体”することになった。

 レブロン・ジェームズ(33)との契約に合意したレイカーズもさらに補強を継続。すでにジェームズ以外に前ペイサーズのランス・スティーブンソン(27)と前ウォリアーズのジャベール・マギー(30)を獲得していたが、今度は昨季にペリカンズでプレーしていたガードのライジョン・ロンド(32)と1年、900万ドル(約10億円)で契約に合意。セルティクス時代にファイナル制覇の経験があるロンドは昨季平均8・3得点、8・2アシストだったが、プレーオフでは10・3得点、12・2アシストと活躍し、チームの1回戦突破(トレイルブレイザーズに4戦全勝)に貢献していた。

 なおその他の契約合意は下記の通り。

 ▼移籍組=セス・カリー(マーベリクス→トレイルブレイザーズ)、ホセ・カルデロン(キャバリアーズ→ピストンズ)、ナーレンズ・ノエル(マーベリクス→サンダー)、アンソニー・トリバー(ピストンズ→ティンバーウルブス)、マイク・スコット(ウィザーズ→クリッパーズ)

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2018年7月3日のニュース