君原健二氏 64年東京五輪マラソン秘話「毎日2時間かけて…」

[ 2018年6月15日 13:08 ]

<マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)コース発表会見>スペシャルゲストとして登壇する(左から)君原健二、有森裕子、高橋尚子。右端は瀬古利彦・日本陸上競技連盟強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(撮影・郡司 修)
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 日本陸連は15日、都内で会見し、20年東京五輪のマラソン代表選考レース・グランドチャンピオンシップ(MGC)を19年9月15日に実施することを発表した。午前9時台のスタートを予定しており、男子、女子の順に行う。

 会見にはスペシャルゲストで64年東京五輪8位、68年メキシコシティー五輪銀メダルの君原健二氏が登場。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーから「東京五輪のプレッシャーはどうでしたか?」と問われた君原氏は、「精神的に未熟で、プレッシャーに負かされた」と54年前を振り返った。男子マラソンは五輪最終日に実施され、「試合を終えた選手が増えてきてザワつき始める」と君原氏。レース1週間前から逗子で合宿を張っていたが、君原氏は「毎日2時間かけて五輪を見に行ってしまった」と明かす。東京五輪では故円谷幸吉さんが銅メダル。「円谷さんは逗子で静かに調整していた」と話した。

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