田中史朗、平尾さんへの弔い星誓う「まず勝つことが大事」

[ 2018年6月15日 12:35 ]

イタリアとの第2戦に向けて日本代表はノエビアスタジアム神戸で調整した
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 ラグビー日本代表のSH田中史朗(33=パナソニック)が偉大な伏見工OBへの弔い星を誓った。16日のイタリアとの第2戦は、16年10月に亡くなった元日本代表監督の平尾誠二さんの追悼試合。15日、試合会場のノエビアスタジアム神戸で練習した後に「日本のラグビーを支えてくれた方。まずチームとして勝つことが大事。勝った後に感謝をして、ファンの方にも平尾さんを知ってもらいたい」と意気込んだ。

 生前、話をしたことは「1、2回ぐらい」という。それで日本のラグビーの発展を心から望み、それに向けて行動をしたことも知っている。

 9日のイタリアとの初戦は34―17で快勝した。2戦連続で先発する。相手は、コナー・オシェイヘッドコーチの就任以降、オフロードパス(タックルを受けながらつなぐ)などでつなぐ意識が強くなっている。田中は「スマートなラグビーになっている印象を受けた」と1週間前に手合わせをした感想を振り返った。バックス陣もスピードがあって強力。スクラム軍団から脱却したアズーリから2連勝をすれば「ワールドカップに向けて自信になる」と、来年に目を向けた。

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