町田樹さん プロフィギュアスケーター引退を表明 学業専念のため 10・6最後の演技

[ 2018年6月15日 19:33 ]

5月3日、ボレロを演じる町田樹さん(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートの2014年ソチ五輪5位、世界選手権銀メダルに輝き「氷上の哲学者」と呼ばれる町田樹さん(28)が学業専念のため、10月の公演をもってプロスケーターを引退することを15日、公式サイトで発表した。

 10月6日に行われる「ジャパン・オープン2018」(午後0時半開演)「カーニバル・オン・アイス2018」(午後6時半開演)への出演を報告。

 「両公演とも新作を披露する予定です。なお、上記の公演をもちまして私、町田樹は学業専念のため、プロフィギュアスケーターを引退いたします」と表明し「私にとって様々な思い出の詰まったさいたまスーパーアリーナにて、1人でも多くの皆様にお会いできますことを心より願っております」とした。

 14年の全日本選手権を最後に競技活動を引退。17年にプロスケーターとして復帰。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程に在学している。アイスショーへの出演は大学院における研究活動の一環。

 ◆町田 樹(まちだ・たつき)1990年(平2)3月9日、神奈川県川崎市生まれ。千葉県松戸市に住んでいた3歳の時にスケートを始める。その後、広島県に引っ越し、倉敷翠松高から関大に進学。大学進学後に力を付け、GPシリーズ4勝。ソチ五輪5位。14年12月の全日本選手権で現役を引退し早大大学院に進学。17年8月にアイスショーでプロスケーターとして復帰した。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程在学中。1メートル62、53キロ。

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