ラグビー日本代表、固定メンバーで連勝狙う ジョセフHC「大幅変更は難しい」

[ 2018年6月15日 05:30 ]

16日のイタリア第2戦に向け、全体練習を行うラグビー日本代表のWTBレメキ(左)、フランカー徳永(左から2人目)ら
Photo By スポニチ

 ラグビー日本代表は14日、16日のイタリア第2戦(ノエスタ)の登録メンバー23人を発表し、先発は15人中14人、リザーブを含めると23人全員が34―17で勝利した9日の第1戦と同じ顔触れとなった。変更点は足首に不安のあるマフィ(NTTコム)に代わって徳永(東芝)が先発に繰り上がった点のみ。東京都内で行われた会見で「負けられない試合。相手に重圧をかけて崩し、そこをどんどん突く」と語ったジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)流の起用法で2連勝を目指す。

 マフィ以外にリーチ主将(東芝)らも軽度の故障を抱え、週の半ばに練習を回避。一方でメンバー外10人はいつでも行ける状態にあるが、指揮官は「(第1戦で)いいパフォーマンスをした後に大幅な変更は難しい」と表明した選考基準を貫いた。1年3カ月後に開幕が迫るW杯に向け、メンバー構想が固まりつつあることを示す起用法。「プレーに一貫性がないと、他の選手にチャンスを与えることになる」と23人への重圧も忘れなかった。

 唯一、先発に昇格した兵庫県出身の徳永は「地元でできるので楽しみ」と気合。先発定着へ向け、巡ってきたチャンスは必ずモノにする。

 <イタリア> 先発2人を入れ替えてリベンジを期す。神戸市内での練習後に会見したコナー・オシェイHCは「ベストを見せられる機会がまたあることを楽しみにしている」と巻き返しを誓った。前戦は屋根付きグラウンド独特の暑さに苦しんだが、今回の会場も屋根が閉まった状態で行われる。不安は残るがW杯に向けていい経験を積めるだけに、フランカーで先発する23歳のネーグリは「若いからこそ学びも早い。経験を積んでいきたい」と話した。

続きを表示

2018年6月15日のニュース