相撲界の暴力問題に鈴木スポーツ庁長官「スポーツ界の中でも極めて異例な事態」

[ 2018年5月2日 13:26 ]

日本相撲協会の研修会であいさつする鈴木大地スポーツ庁長官
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 日本相撲協会は2日、両国国技館で、力士ら関係者を集めて「協会員としてどうあるべきか」のテーマで研修会を実施。冒頭でスポーツ庁の鈴木大地長官が「弟弟子など立場の弱い者に対する暴力が起こりがち。親方、兄弟子の皆さんは指導を名目に暴力を振るうことで自己を正当化せず、率先して暴力の根絶に務めていただきたい」と暴力根絶を訴えた。

 以下、鈴木長官の談話の一部。

 「力士の皆さん、協会員の皆さんには、一人一人が暴力根絶への認識を新たにしてください。特に弟弟子など立場の弱い者に対する暴力が起こりがちです。親方、兄弟子の皆さんは指導を名目に暴力を振るうことで自己を正当化せず、率先して暴力の根絶に務めていただきたいと思います」。

 「相撲界において暴力問題が繰り返し起こっていることは、スポーツ界の中でも極めて異例な事態です。協会としてだけではなく、協会員一人一人が猛省し、問題が起きる前に厳しく対応して、いい方向に持って行くように、そういった姿勢で取り組んでほしいと思います」。

 「大相撲を応援してくれる人の期待を裏切らないためにも本日参加された皆様方にとってこの研修会が実り多きものになることを期待しましまして私からの冒頭のあいさつとさせていただきます」。

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2018年5月2日のニュース