桐生 3日社会人初レース「やっと試合が来たなという感じ」

[ 2018年5月2日 17:48 ]

リラックスした表情で前日練習に臨む桐生
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 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(22=日本生命)が2日、社会人として初レースとなる静岡国際(3日)を前に取材に応じ「やっと試合が来たなという感じ。久々なのでタイムがどれくらい出るか分からないがが、練習もしているのでお楽しみです」と意気込みを語った。

 日本で一番速い男がついに始動する。大会では9秒台を出した100メートルではなく、200メートルに出場予定。桐生は午後2時過ぎに会場に到着すると入念にウォームアップ。雨が降りだしたため室内練習場に場所を移してスタートを何度も確認した。

 「アップをしていてメディアの皆さんがいるのも久しぶり。それも含めて試合なんだなという気持ち」

 個人種目としては昨年9月に9秒台を出したレース以来、約7カ月ぶりの実戦となる。オフ期間には250メートルなどの練習も増やして距離への対応を図ってきたという。

 胸には真新しい日本生命の文字。試合用のユニホームは大会当日のお楽しみだといい「サイズ確認で一度着た。友人に見せたら『まぁまぁ』と言っていた」と話していた。目標は高校時代に出した200メートルの自己ベスト更新。「明日からがスタート。やっと気合が入ってきた」。例年より1カ月シーズン入りはズレたが、桐生のエンジンは十分温まっている。

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2018年5月2日のニュース