ウィザーズのウォールが戦列に復帰 セルティクスは6連勝 ウォリアーズではまた故障者

[ 2018年4月1日 15:50 ]

2カ月ぶりに戦列に復帰したウィザーズのウォール(AP)
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 NBAは3月31日に各地で5試合が行われ、左膝を手術したウィザーズの主力ガード、ジョン・ウォール(27)が地元ワシントンDCでのホーネッツ戦で約2カ月ぶりに戦列に復帰。1月25日以来となった実戦では33分出場して15得点と14アシストを挙げ、107―93(前半50―51)での勝利に貢献した。

 ウィザーズは42勝34敗で東地区全体で6位。現状の順位ではプレーオフ1回戦で同3位のキャバリア―ズと顔を合わせることになる。

 すでにプレーオフ進出への可能性を絶たれているホーネッツは34勝43敗。ドワイト・ハワード(32)は22得点と13リバウンドを稼いだが、4連勝のあとは連敗となった。

 東地区全体2位のセルティクスは地元ボストンで1位のラプターズを110―99(前半53―55)で下して53勝23敗。カイリー・アービング(26)を故障で欠きながらも6連勝を飾り、ラプターズとのゲーム差を残り6試合となった段階で「2」とした。

 ラプターズは55勝21敗。この結果、西地区の第1シードが確定していたロケッツ(62勝14敗)がファイナルまでのホーム・アドバンテージを獲得した。

 ラプターズは3日に3位キャバリア―ズと敵地クリーブランドで対戦したあと、4日にセルティクスとトロントで再戦。東地区の第1シードを確保するには負けられない2試合になりそうだ。

 西地区全体2位のウォリアーズは地元オークランドでキングスに112―96(前半57@49)で勝って55勝21敗。右手親指を骨折していたクレイ・トンプソン(28)が9試合ぶりに復帰して32分の出場で25得点をマークし、チームの連敗は3で止まった。

 ただし今季平均で16・9分出場している控えガードのパトリック・マコー(22)が第3Q、ベースライン際からゴール下でシュート態勢に入った瞬間、キングスのビンス・カーター(41)との接触(審判はカーターにフレイグラント・ファウルを宣告)で腰からコートに落下。担架でコートから運ばれたあと、すぐにサクラメント市内の大学病院に搬送された。

 本人は腰に手を当てて痛みを訴えていたが詳細は不明。ウォリアーズは大黒柱のガード、ステフィン・カリー(30)が左膝の故障でプレーオフ1回戦終了まで欠場することが決まっているだけに、マコーが離脱するとバックコート陣に不安を抱えたままのポスト・シーズンになりそうだ。

 キングスは24勝53敗。マコー負傷の原因を作ったカーターは、故意と悪意は否定しており「軽傷であることを祈っている」と神妙な面持ちで語っていた。

 なおヒートは延長でネッツに負けたために、試合のなかったバックスと入れ替わって東地区全体の7位から8位に陥落。同9位のピストンズはプレーオフ進出の可能性をわずかながらまだ残している。

 <その他の結果>

*ピストンズ(36勝40敗)115―109ニックス(27勝50敗)

ネッツ(24勝51敗(107―105(延長)*ヒート(41勝35敗)

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