ショートトラック五輪代表・斎藤がスケート教室 50人に指導

[ 2018年3月29日 05:30 ]

子どもたちの滑りを温かく指導する斎藤選手(右)
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 スピードスケート・ショートトラック女子日本代表として平昌五輪に出場した斎藤仁美選手(27=オーエンス)が24日、栃木・宇都宮スケートセンターでスピードスケート教室を行った。小学生から高校生まで約50人が参加。技術指導から始まり、最後は4班に分かれてのスピードスケートリレーなど、オリンピアンとの時間を楽しんだ。

 小学4年の坂本彩菜さんは「斎藤選手から教わるのは今回で3回目。最初は全く滑れなかったんですが、斎藤選手の教え方がうまくて、滑れるようになりました」と将来、五輪に出場することを目標に掲げた。

 子どもの頃の夢だった五輪出場を果たした斎藤選手は「いろんな人から多くの応援メッセージをいただき、今まで陰で応援してくれていた人が会場に来てくれたりして、自分一人では五輪まで来られなかったということがより強く実感できる大会となりました」と、平昌五輪を経験しての率直な気持ちを話した。

 スピードスケート教室を終えて、斎藤選手は「どんなことでも好きで長く続けていたら、一つの形に必ずなることを経験しました。今、何かを目指していたり、見つけていたりする人は最後まで信じて、楽しんで、やり切ってほしい。それが結果となって帰ってくるはずです」と自身の体験を子どもたちに伝えた。

 さらに「自分は五輪に出場したいという夢を果たせましたが、今回参加してくれた子どもたちの中からオリンピアンが誕生してくれたらうれしいですね」と子どもたちに熱いエールを送った。

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