キャバリアーズのジェームズが866試合連続で2ケタ得点 ジョーダンの歴代最長記録に並ぶ

[ 2018年3月29日 14:04 ]

41得点を挙げたジェームズ(AP)
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 NBAキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(33)が28日、北カロライナ州シャーロットで行われたホーネッツ戦に37分出場して41得点と10リバウンド、8アシストをマーク。第2Qの5分50秒、J・R・スミス(32)からのパスを受けてアリウープを成功させて10得点目を挙げ、2007年1月6日のネッツ戦(19得点)から続く連続2ケタ得点は866試合となった。

 これは対戦相手のホーネッツのオーナーでもあるマイケル・ジョーダン氏(55)が、ブルズ時代の1986年3月25日のニックス戦(19得点)から2度の引退をはさんで在籍していたウィザーズ時代の2001年12月26日のホーネッツ戦(28得点)まで続けたNBA最長記録とタイ。ジェームズは「こんなことがどうやってできたのかを説明するのは難しい。自分が背番号23をつけているのは彼(ジョーダン氏)のような選手になりたかったからで、それを考えるとここまでやってきたことが信じられない」と“神の領域”に達したことに満足そうな表情を浮かべていた。

 ジェームズが最後に10得点未満に終わったのは2007年1月5日のバックス戦(8得点)。「全試合に出場したわけではないからなんとも言えない」と控え目な態度も見せたが、出場全試合における「2ケタ得点率」は歴代最高の99・3%に達しており、11年以上にわたって続いている大記録は、30日のペリカンズ戦で継続されれば“ジョーダン超え”という新たな領域に突入する。

 なお歴代3位はカリーム・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか)の787試合。現役選手ではロケッツのジェームズ・ハーデン(28)が257試合、ペリカンズのディマーカス・カズンズ(27)が162試合で記録を続けている。

 試合は東地区全体3位のキャバリアーズが118―105(前半64―54)で勝って45勝30敗。ジェームズの対ホーネッツ戦での30得点以上は通算20回目で、これもジョーダンが保持している記録に並んだ。

 東地区全体10位のホーネッツは34勝42敗。8位バックスとのゲーム差は残り6試合で「6」となり、プレーオフ進出はほぼ絶望となった。

 それでもガードのケンバ・ウォーカー(27)もジェームズ同様に記録を樹立。第4Q残り20秒にシュートを決めたところでこの日21得点となり、NBAデビュー以来、ホーネッツ一筋に積み重ねてきた通算得点は9841となった。これはウォリアーズのステフィン・カリー(30)の父デル・カリー(53)が保持していたホーネッツの通算最多得点記録(9839)を2点更新。試合が終わるとジェームズに抱きしめられて祝福された。

 なお東地区全体4位の76ersはニックスを退けて8連勝。グリズリーズは西地区全体3位のトレイルブレイザーズに競り勝って2カ月ぶりに連勝を飾った。ティンバーウルブスのセンター、カールアンソニー・タウンズ(22)はホークス戦でチーム最多記録となる56得点をマーク。勝利を挙げた同チームは、ジャズと入れ替わって西地区全体で8位から7位に浮上した。

 <その他の結果>

ネッツ(24勝51敗)111―104*マジック(22勝52敗)

*76ers(43勝30敗)118―101ニックス(27勝48敗)

*グリズリーズ(21勝54敗)108―103トレイルブレイザーズ(46勝29敗)

*ティンバーウルブス(43勝33敗)126―114ホークス(21勝54敗)

セルティクス(52勝23敗)97―94*ジャズ(42勝33敗)

クリッパーズ(41勝34敗)111―99*サンズ(19勝57敗)

*レイカーズ(33勝41敗)103―93マーベリクス(23勝52敗)

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