貴公俊ら「前例よりも重い処分」

[ 2018年3月29日 17:12 ]

 「過去の前例よりも重い処分にした」。会見で危機管理部長の鏡山理事(元関脇・多賀竜)は暴力問題を起こした力士への処分についてこう説明した。

 春場所中に付け人に暴力をふるった十両・貴公俊(20=貴乃花部屋)、昨年秋から今年1月にかけて弟弟子に複数回にわたって暴行していた三段目力士はともに1場所出場停止。06年名古屋場所で会場内でカメラマンに暴行を働いた当時の幕内・露鵬は3日間の出場停止で、その場所中に復帰している。それよりもはるかに重い処分となり、鏡山親方は「協会が暴力問題で批判され、暴力根絶に取り組んでいる最中に暴力を振るった点を重要視した。全親方、全力士が再発防止に力を入れなければいけない状況にある」と世間の厳しい目も意識したことを明かした。両者とも夏場所とその後の4月の巡業には参加できないが、部屋での稽古は禁止されない。

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2018年3月29日のニュース