高校男子は植田、女子は安田首位 中学男子は行正、女子は別所トップ

[ 2018年3月29日 05:30 ]

富士ホームサービスpresents全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会第38回個人の部第1日 ( 2018年3月28日    滋賀県甲賀市 富士スタジアムゴルフ倶楽部南コース=高校男子、同北コース=高校女子、ダイヤモンド滋賀カントリークラブ=中学男女 )

<文部科学大臣楯争奪 第1日> 18番、ティーショットを放つ滝川第二・安田祐香
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 高校男子は昨年2位の植田晃大(大商大高2年)が65のビッグスコアを叩き出し、68で回った同女子の安田祐香(滝川二2年)とともに首位。中学男子は行正怜恩(和気2年)が70で2位に2打差をつけて首位に立ち、同女子は70で回った別所あにか(橋南2年)がトップにいる。

 強すぎる。高校男子は65と驚異的なスコアを出した植田がトップに立った。「毎年の合宿で来て慣れているコースだけど、グリーンの微妙なアンジュレーションにてこずった」。昨年は2位。最終日にベストスコア66をマークしながら、初日74の出遅れが響いた。「明日もノーボギーを目指して、自分のゴルフに徹したい」。視界には頂点しか映っていない。

 高校女子で安定感は群を抜く。昨年の日本女子アマを制した安田が納得のノーボギーラウンド。4、7番でバーディーを奪い、10番では難しい下りの6メートルを沈め、さらにスコアを伸ばした。ただ、本人は「あれで勢いに乗りたかったけど、風が出てきて、ゴルフが難しくなった」と口をとがらせる。それでも首位発進に「たとえボギーを打ったとしても自分のプレースタイルが貫けるようにしたい」と2日目を見据えた。

 中学男子は大本命が好位置につけた。イーブンパーで回った大嶋が首位と2打差の2位。「最近ショットの調子が悪かったので、このスコアは上出来」と振り返った。初日68で回った昨年の大会は2日目に74と崩れ2位。悔しさをバネに成長し、全国シードを勝ち取った。長兄の炎、次兄の命、弟の港も全国大会で実績を残す「大嶋4兄弟」の一角。「自分のゴルフができれば勝つ自信はある」と言い切った。

 中学女子は「伊勢のアニカ」が飛び出した。初日のトーナメントリーダーは別所だ。唯一のアンダーパーとなる70の好スコアに、「ベストが71だったので本当にうれしい」と相好を崩した。父親が米女子ツアー72勝を誇るアニカ・ソレンスタムの大ファンで、つけられたファーストネーム。「凄く緊張するタイプなので、明日は平常心でやりたい」と初のビッグタイトルに闘志を燃やした。

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2018年3月29日のニュース