秋田工、トライ数差で涙 CTB児玉「自分のプレーのせいで…」

[ 2018年1月1日 14:20 ]

第97回全国高校ラグビー大会 3回戦   秋田工27―27東海大仰星 ( 2018年1月1日    花園ラグビー場 )

 秋田工の注目選手、CTB児玉樹(3年)の冬が終わった。1メートル91、103キロの巨漢とは思えない司令塔としての動きを見せ、チームを引っ張った。郷土の名物、なまはげに扮した姿で応援をする人がいるなど、熱がこもった声援を受けたが、4大会ぶりの8強に導けず。試合後は「最初のPG(前半10分、左中間30メートル付近)を自分が決めていれば、勝っていた」と涙目だった。

 ラストプレーにも悔いが残った。反則で得たゴール前からのアタック。ボールを受けて仕掛けたが、痛恨のノックオンを犯した。東海大仰星ボールのスクラムになり、蹴り出されてノーサイドの笛を聞いた。引き分け。トライ数差で3回戦で姿を消した。

 「最後のノックオンもそう。自分のプレーのせいで…」

 チームは後半、フォワード戦で昨年準Vチームをこちらの土俵に引きずり込んだ。後半13分にモールで認定トライ。同21分もモールで、一時は27―22と逆転していた。

 伝統校を率いた高校日本代表候補の主将は、来春、明大へ進学。将来は「トップリーガーを目指したい」と次のステージで才能に磨きをかける。

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2018年1月1日のニュース