ブラウンズが屈辱の16戦全敗 最終戦でもスティーラーズに敗れる

[ 2018年1月1日 09:08 ]

6度のサックを浴びたブラウンズのQBカイザー(AP)
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 NFLのブラウンズは31日、敵地ピッツバーグ(ペンシルベニア州)でスティーラーズと対戦。開幕戦(●18―21)に続いて善戦したが、24―28(前半14―21)で敗れ、2008年のライオンズ以来となる16戦全敗で全日程を終了した。

 ドラフト全体2巡目(全体52番目)に指名された新人QBディショーン・カイザー(21歳)は30回中16回のパスを通して314ヤード、2TDをマークしたが、6度のサックを浴び、インターセプトも1回。今季の通算インターセプト数はリーグ・ワーストの22回となった。

 ブラウンズは第4Qの4分6秒、カイザーがWRラシャード・ヒギンス(23歳)にこの日2つめのTDパスを通して21―21。しかしスティーラーズは直後のキックオフから新人WRジュジュ・スミスシュスター(21歳)が96ヤードをリターンしてTDを奪い、再び勝ち越した。

 ブラウンズはそのあとFGで3点を返し、残り2分を切ってスティーラーズ陣内27ヤード地点まで攻め込んだが、第4ダウン残り2ヤードで迎えたギャンブルプレーで、WRのコーリー・コールマン(23歳)が痛恨のキャッチミス。この時点で勝負は決まった。

 すでにAFC北地区の優勝とプレーオフでの1回戦免除が決まっていたスティーラーズは13勝3敗でレギュラーシーズンを終了。この日はエースQBのベン・ロスリスバーガー(35歳)に代わって控えのランドリー・ジョーンズ(28歳)が先発し、239ヤードと1TDをマークしてチームを勝利に導いた。

 なおAFC東地区で優勝を決めていた昨季王者のペイトリオッツも26―6(前半21―3)でジェッツを退けて13勝3敗。同率ながら直接対決でスティーラーズに勝っているため、AFCでの第1シードが確定した。シーズン13勝以上はこれが7回目。49ersのリーグ記録(9回)にあと「2」と迫った。またビル・ベリチック監督(65歳)は通算250勝目。通算勝利数はカウボーイズのトム・ランドリー元監督に並んで歴代3位に浮上した。

 QBトム・ブレイディーは40歳でシーズン13勝。40代の先発QBで13勝をマークしたのはブレット・ファーブ(元パッカーズ)に次いで2人目となった。

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