大鵬の孫、大嶽部屋に入門 新序出世披露は祖父の化粧まわしで

[ 2017年12月19日 12:32 ]

 大相撲の元横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男・納谷幸之介(17=埼玉栄高3年)が19日、さいたま市の埼玉栄高で大嶽部屋への入門会見に臨んだ。大鵬が起こした大鵬部屋の流れをくむ部屋からプロの世界に飛び込む大器は「幕内でしっかり活躍できる力士になりたい」と抱負を語った。

 相撲一家で育った納谷にとって、プロの世界は「小さい頃からの夢。ずっと高校を卒業したら(入門しよう)と決めていた」。高校生活最後の今年は主将としてチームを引っ張るとともに、国体少年の部を制した。1メートル90、160キロの恵まれた体格から、一気に前に出る押し相撲を奥井としている。豪栄道ら多くの力士を送り出してきた埼玉栄高・山田道紀監督は「努力するという素質にたけている」と一切妥協せずに稽古に取り組む姿勢も評価している。

 大鵬の孫ということで注目されるが「注目してもらえるのはありがたい。注目にあった力をつけられるように頑張るだけ」と臆するところはない。来年1月10日に行われる初場所(1月14日初日、両国国技館)の新弟子検査を受検し、合格すれば前相撲で初土俵となる。新序出世披露では、祖父の大鵬の化粧まわしを巻くことも検討されている。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)は「お孫さんなので許してもらえるのでは」と話していた。

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