高梨沙羅が帰国 今年の一字は「改」を選択「改めて感じたこと、痛感させられたことが多かった」

[ 2017年12月19日 19:39 ]

ドイツから帰国、会見する高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(21=クラレ)が19日、年内のW杯の戦いを終えて羽田空港に帰国した。昨年は「広」だった今年を表す一字には「改」を選択。「この4年間平昌を目指してきて、改めて感じたこと、痛感させられたことが多かった。反省点は切り替えの遅さ、対応力の無さ、もうちょっと自分を変えていかないと」と反省の言葉が口をついた。昨季の世界選手権や平昌でのプレ大会初戦を取り逃したことだけでなく、開幕した今季の戦いぶりも影響していそうだ。

 W杯の個人4戦を終えていまだ優勝なし。高梨にとっては女子W杯が始まった2011〜12年シーズン以来の事態だ。「テークオフ(踏み切り)でのインパクトがいまいち足りない」とジャンプの内容にも物足りなさを感じており、五輪シーズン序盤は予想以上の苦戦を強いられている。進境著しいルンビ(ノルウェー)、アルトハウス(ドイツ)に水をあけられている現状を黙って見ているわけにはいかない。「(今季は)2人がずっと2トップに君臨している。世界のレベルはどんどん上がっている。自分もそこにしっかりかみついて、平昌五輪の金メダルを目標にこれから自分を上げていきたい」と1月6、7日にルーマニア・ルシュノブで再開されるW杯からの巻き返しを誓った。

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2017年12月19日のニュース