渡部暁斗「総合Ｖも射程圏内」　五輪シーズン序盤戦に合格点

Ｗ杯遠征から帰国した渡部暁斗
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　ノルディックスキー・複合の渡部暁斗（２９＝北野建設）が１９日、約１カ月半のＷ杯遠征を終えて欧州から帰国した。

　シーズン開幕から６戦を終えて優勝１回、３位１回を含む５度のトップ１０フィニッシュ。総合ランキングは３位につけている。開幕戦前の距離の練習で転倒して左脇腹を強打するアクシデントもあったが、「思った以上にいいスタートが切れた」とシーズンの滑り出しとしては合格点をつけた。五輪シーズン序盤戦を振り返って「幸い他の選手もあまり安定していない。総合優勝も射程圏内」とまだ各国とも手探りの部分が多いようだ。

　渡部自身は帰国後すぐに国立スポーツ科学センターで患部のチェックを行う予定で「悪化させずにさらにいい状態にしたい」と年明けすぐの再遠征に備える。「まだ絶好調とは言いがたい。調子を整えつつ、年明けからまた優勝でスタートできるようにしたい」と意気込んだ。