山口が初V リオ銀プサルラ下し頂点「諦めずに戦って勝てた」

[ 2017年12月18日 05:30 ]

バドミントン スーパーシリーズ・ファイナル ( 2017年12月17日    ドバイ )

バドミントンSSファイナル女子シングルスで初優勝を果たし、トロフィーを手にする山口
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 各種目の決勝が行われ、女子シングルスの山口茜(20=再春館製薬所)はリオデジャネイロ五輪銀メダルのシンドゥ・プサルラ(22=インド)に15―21、21―12、21―19で逆転勝ちし、初優勝を果たした。この種目の日本勢では2015年の奥原希望(22=日本ユニシス)以来2年ぶりの制覇となった。

 1時間30分を超える激闘だった。女子シングルス決勝。身長差23センチのハンデをはねのけ、山口が世界のトップ選手だけが集まったSSファイナルの頂点に立った。「最後まで諦めずに戦って勝てたことがうれしい」。照れくさそうに笑った。

 1次リーグでのストレート負けを含め過去2勝5敗と苦戦してきた相手。角度のある強打に苦しんだ第1ゲームは15―21で落とし、2ゲーム目も出だしから5連続失点で敗戦ムードが漂った。だが、諦めなかった。第2ゲームを取り返し最終ゲームも接戦の末にもぎ取った。3年前は体力が持たずに4強止まりで昨年は1次リーグ敗退。今年最後の試合で成長を示した。「コンスタントに勝たないと。世界ランク1位が目標」。その先に東京五輪の「金」も見えてくる。

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2017年12月18日のニュース