日大・内田監督 王座奪回に涙、篠竹イズム継承「選手は誇り」

[ 2017年12月18日 05:30 ]

アメリカンフットボール 第72回甲子園ボウル   日大23―17関学大 ( 2017年12月17日    阪神甲子園球場 )

選手たちに胴上げされる日大・内田監督
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 日大の内田監督は「本当に選手を誇りに思います」と男泣きした。15年に勇退もチームは昨年関東リーグ4位。今年、再び白羽の矢が立った。

 選手とコーチとして師事した篠竹幹夫元監督は06年に死去。「今でも私は篠竹監督のコーチ」と言い切る。宿敵を破っての王座奪回にも「監督には“27年もかかって申し訳ない”という気持ち」と、かつて甲子園ボウル5連覇を果たした永遠の師への思いは変わらない。怖さの中に優しさがあったという故人に倣って「他人の悪口を言わない」ことを今も徹底している。

 厳しい練習で夏までに約20人が退部したが「僕のやり方はそれしかなかった」と信念を貫いた。日本一の練習で黄金時代を築いた篠竹イズムは、確かに息づいていた。

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2017年12月18日のニュース